ショパンのピアノコンチェルト1番1楽章のアレンジに取り組みます。
ピアノコンチェルトとは、1人のピアニストとオーケストラ(数十人)が一緒になって演奏します。ピアノが主役なこと、ピアノコンチェルトならでは構成があること、ピアノのソロ(見せどころ)、ピアノとオーケストラのハーモニーなどが、ピアノコンチェルトの聴きどころではないでしょうか。
ピアノパートは、ピアニスト用の楽譜があり、原曲のまま演奏していただけるので、ピアノパートのアレンジはなしです。オーケストラパートは、20ものパートに分かれていて、20パートを1人で演奏できるように集約する作業、アレンジをします。この作業は、数十人分の厚みをどれだけ出せるかで、ピアニストの演奏も変わってきます。あのパートを聞こえるようにして欲しい、もっと重厚感が欲しい、逆にうるさい、などなどバランスも試されます。主役のピアノを盛り上げられるアレンジを目指します。
写真は、ショパンの母国ポーランド、ショパン国際ピアノコンクールを鑑賞した時のショパン像です。
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